神棚の祀り方
神棚のお供えの並べ方
神棚は明るく清らかなところに、できれば南向きまたは東向きに設けることが好ましい。

日々のおまつりのしかた
神棚には毎朝、お米と塩と水をお供えします。お米は高杯(皿)に山形に盛り、塩は平瓦(皿)に小量を、水は水玉という器かコップに入れ(器にふたがあればとる)お供えし、三方または折敷にのせます。(三方や折敷は、縁にとじ目のある方を自分に向けてお供えするのが作法です。) お神酒は瓶子に入れふたを取っておきます。 お供え物はお参りの時に使用し御参りが終わればすぐに下げてお神酒は料理酒として使い、お水はそのまま飲み、お米はご家族で食事と一緒に頂ましょう 毎月 1日、15日、国の祝日、神宮の神嘗祭(10月17日)や土地の氏神さまの祭礼や家庭の慶事、あるいは記念すべき日などには、神酒、野菜、果物等を加えてお供えをするなどして、家族そろって感謝のお祈りをしましょう なお、季節の初ものやめずらしいものは先ず神棚にお供えし、それをお下げして家族でいただくことが神さまの御心にかないますし、明るくなごやかな家庭もその中から築かれるものです。 神棚はご家庭を守ってくださる神様の神聖な場所ですから、いつも清らかである事が大切です。常にお掃除を怠らず、月末や年末には特に丁寧に掃除いたしましょう。お飾りの榊はいつも緑を保つようにし、榊のない地方では、これにかわるものとして常緑樹を用いてください。御神札のおさめ方
基本として天照皇大神宮、氏神様のお神札をお祀りします。 神棚の中央には、神殿の形を模した宮形を置き、その中にお神札を納めます。 神座の順位については、神棚の中央が最上位、次に向かって右側、その次が左側となります。 したがって、宮形が大きい場合には向かって中央に神宮大麻を、その右側に氏神さま、最も左側にその他の崇敬する神社のお神札をお祀りします。 宮形が小さい場合は、神宮大麻を一番手前にお祀りし、その後ろに氏神さま、崇敬する神社のお神札の順に重ねてお祀りします。
お神札のおむかえ
新しい年を迎えるにあたり、伊勢の神宮の御神札をはじめ、氏神さまの御神札を新しく改めてお祀りするのが昔からの習わしです。自分自身も家族も社会全体も、日々年々いのち新たに更なる発展を生む“ちから”は、新しい御神札をお迎えすることから生まれます。 神宮大麻・お神札は、年の暮れまたは初詣の際、氏神神社でお受け下さい。なお、古いお神札は氏神さまや近くの神社や神宮に納めてお焚き上げして頂きます。各神社にある古札納め所へお持ちください。■珠榊加賀一屋 神様の依り代となる本榊を全国へお届けしています。 ・一般、企業様へ神棚用の本榊 ・全国の宮司様へ神事用の本榊 ■関連記事 ・伊勢で採取した国内産の本榊について ・本榊の手入れ ・古事記・日本書紀に登場する榊